NPO法人 里山の風景をつくる会のウェブサイト
里山エッセイ

年別アーカイブ: 2009年

おせち

「○○出版社ですが・・・」 あっ、また本の営業の電話だなと思い、 もう本を置くスペースなど、これっぽっちも無いので けっこうですと言いかけた。 すると、 「実はお願いがあるんです。 NPO法人里山の風景をつくる会のホーム …

時は巡りて

「10年目の123」というイベントが開かれようとしている。 2000年1月23日、 それは吉野川第十堰を残しておきたい!という 強い思いを実現するために、住民投票が行なわれた日だった。 結果90%の市民が「残しておきたい …

“里山”の発見

言葉が与えられることにより、それまで気に留めなかったものが輝き始める。 「里山」という言葉に、私はそんな不思議な力を感じる。 子どものころから見なれていた風景が、この言葉を得たことにより普遍性をもち、 魅力あるものとして …

閑休小話 ことば

「ことばは意味であり社会的事実である。」 「生きたことばはその折々に人々の精神を反映する。」 近代言語学者のガーベレンツやソシュールはそう言ったそうな。 11月28日の本欄でも阿波弁が取り上げられていたが、 私も書かせて …

ほろりほろほろ

歌人の斎藤祥郎さんが亡くなられた。 青年のこころつかめぬ日の多し 板書のチョーク音たてて折る 長らく教師として務められ、私も高校で国語を教えていただいた。 歌詠む人であることは、当時全く知らなかった。 バンカラな校風であ …

時を動かす 八ッ場ダム

どこまでも続く梅の花が満開だった。 奈良県月ケ瀬村の梅林、はるか昔の記憶の底にその美しい風景が蘇る。 高山ダム建設のためにやがてダムに沈む村と聞き訪ねたのであった。 昭和35年、全国的にダム建設が上昇気流に乗り始めた頃の …

「村の写真集」― ダムに沈む村

美しい自然の風景につつまれた山あいの村、花谷村。 その村にはダムの計画が進んでいて、 やがて水の下に沈むことになる村の全ての家族を写真に残すことで 花谷村の美しさを伝えようとする一徹な写真屋。 旧式のカメラをかついで山道 …

四国の森づくりフォーラム

「四国の森づくりフォーラムinとくしま」が近づいている。 今から5年前、”四国はひとつ 四国の森はひとつ”をスローガンに 「四国の森づくりネットワ-ク」が発足した。 疲弊する森の現状に、 NPO等市民団体・森林管理局・県 …

崖の上のポニョ

鞆の浦の風景 工事完成後の予想図 宮崎駿監督が「崖の上のポニョ」の構想を練ったのは、 広島県福山市の鞆(とも)の浦であった。 港を見渡せる小高い丘の上の古い民家に二ヶ月間滞在し、 一人で自炊しながら、海を眺めてスケッチし …

私の本棚

秋だから読書について書かなくては。 父親が本には目のない人だったから借家の家がつぶれそうになるまで、 食べるものがないよと母が嘆くまで本が増えた。 地震対策も不十分だったけれど、幸いつぶされることもなく本の谷間に暮らして …

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