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里山エッセイ

年別アーカイブ: 2011年

飛行機雲が真っすぐに延びていく冬の空。 冷たい木枯らしも吹いて2011年が暮れていく。 明けていく年につながる一字を探す。 起、希、生、喜、建・・・止めどない。 瞬という字を思いつく。 一瞬の瞬きの間に全世界が変わったと …

園瀬川の鳥たち

「有漏路より無漏路へ帰る一休み 雨ふらば降れ風ふかば吹け」 探鳥会を翌日に控えて、 天気は如何?と友人にメ-ルをしたら、 すぐに一休禅師のこの短歌が帰ってきた。 そして当日、雨上がりの空が広がった。 「園瀬川流域環境保全 …

森に生きる田岡秀昭さん

落ち葉がくるくると風に舞い、 秋が終わろうとしている。 7月に急死された林業家田岡秀昭さんが 命をかけて守ろうとした嶺北の森にも、 落ち葉は降り積もっているだろう。 森に明かりをともしたい。 そのために重荷を一身に背負い …

国際森林年記念シンポジウム「森との共生―ゆすはらの実践」を終えて

11月13日、無事シンポジウムを終えました。 年初めから企画を始めたものの、 震災で「国際森林年」は頭から吹っ飛んでしまい、 東北支援活動と原発問題に集中、 7月にかけがえのない仲間を失なったことが重なり このテーマに真 …

「雲の上の町」に

晩秋の雨が落ちていた。 薄い霧のべ-ルが紅葉し始めた森を包んでいた。 新荘川を上流へ上流へとたどり、 峠を越え津野山神楽の里を過ぎ、 四万十川源流域の梼原町に着いた。 町の91%を森林が占め、 森林組合が元気で林業が盛ん …

かぼちゃの雌花の不思議

料理クズを埋めた畑から、なんと1本に28個の雌花をつけたかぼちゃが成長中です。雄花は根付近に集中しています。 農業試験場に不思議な現象のわけを聞くと、水や栄養の異常な過不足、 短日などのために植物は子孫を残さなければと必 …

語り部のような柿の木

朽葉色の秋が足早に忍び寄る10月、 キンモクセイが香り ピラカンサスの実が薄紅に色づく。 この半年の間、NHKの連続テレビ小説「おひさま」を見ながら、 懐かしい故郷を楽しんだ。 定年で長野に帰る約束もいつしかほごとなり、 …

故郷の言葉に

朽葉色の秋が足早に忍び寄る10月、 キンモクセイが香り ピラカンサスの実が薄紅に色づく。 この半年の間、NHKの連続テレビ小説「おひさま」を見ながら、 懐かしい故郷を楽しんだ。 定年で長野に帰る約束もいつしかほごとなり、 …

街路樹

彼岸花があぜ道を赤く彩り始めている。 今年は落葉の季節が早い。 先の台風12号で葉っぱが痛んでいる。 文化の森の入り口、橋と続く欅の並木も、 校庭の桜並木もすでに枯れ葉を見せている。 わが家の近くの雑木林も庭の木々も。 …

剣山・三嶺の自然と恵み 生物多様性とくしま戦略タウンミーティング

三嶺 剣山見ノ越付近から つるぎから一宇村、見ノ越を走り抜け、東祖谷に辿り着いた。 すすきの穂が風に揺れ、奥山はもう秋。 9月10日、東祖谷で開かれた生物多様性とくしまタウンミーティング。 東祖谷周辺の住民の皆さん、山の …

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