年別アーカイブ: 2008年
望郷のバラーデ
2008年7月26日 ぞめき(徳島新聞 夕刊 コラム)里山エッセイ
高樹のぶ子 『百年の預言』 2000年 朝日新聞社 「百メートルをマラソンのようにしか走れない男と、 マラソンを百メートル競争のように全力疾走し、 たちまち心肺が悲鳴をあげてしまう女」の恋愛。 髙樹のぶ子さんの小説『百 …
夏の演出はブルーに限る
7月19,20日は、里まちの家の見学会でした。 見た目に涼やかに感じる工夫をご紹介します。 籠に芭蕉布。 素材が涼風を呼んでくれます。 水周りに緑。 ちょっと遊んでみました。 風鈴やうちわなど、夏のしつらえの道具ははさが …
追伸 原秀樹徳島市長様
2008年7月10日 ぞめき(徳島新聞 夕刊 コラム)里山エッセイ
四国地方は梅雨が明けたようで、連日30度を越える暑さが続いています。 この7月3日に、市役所主催の新町西地区再開発の説明会が行われました。 夜7時から9時までの予定が、11時を過ぎるころまでかかり、 それも休憩なしだった …
洞爺湖サミットを果物から。。
日本列島の北と南からの季節の便りです。 野菜の自給自足を心掛けていると、温暖化の影響が我が家の畑でも 感じられます。 南北に長い日本の果物の主産地も、変化してくるのでしょうね。 洞爺湖サミットの行方が気になります。
火花
2008年6月25日 ぞめき(徳島新聞 夕刊 コラム)里山エッセイ
「もし誰か、この地上で地獄を見たいと欲する者があるならば、 夜の一時か二時頃の重病室を見られるようすすめる。 鬼と生命との格闘に散る火花が視覚をかすめるかもしれない」 (北條民雄『癩院記録』) オリンピックが間近にせまっ …
おいしかった! 6月住まいかたセミナー「私の好きな ハーブの料理」
ハーブをふんだんにつかったお料理、 そしてミドリーヌ先生の愉快なお話。 とても楽しく和やかなランチタイムでした。 イタリアンっていうとこってり、と思いきや、 ハーブの香りがとても爽やかで、 ハーブってすごい! すてきに飾 …
拝啓 原秀樹徳島市長 様
2008年6月10日 ぞめき(徳島新聞 夕刊 コラム)里山エッセイ
梅雨入りしたとはいえ、雨あがりに浮かびあがる眉山の姿は 緑の濃淡がじつに美しく、さわやかに輝いています。 小さなころより眉山を見て育った私は、 どんなに遠くまで遊びに行っても、 眉山の姿さえ見られれば帰る方向が分かったも …
カラマーゾフの兄弟
2008年5月26日 ぞめき(徳島新聞 夕刊 コラム)里山エッセイ
これまで読んだ本でいちばん面白かったのは、と問われたら、 迷わずドストエフスキーの「カラマーゾフの兄弟」を挙げる。 学生時代に、三日三晩、食べることも寝ることもほとんど忘れて 「カラマーゾフの兄弟」を読みふけったことがあ …