年別アーカイブ: 2007年
チゴイネルワイゼン
2007年4月17日 ぞめき(徳島新聞 夕刊 コラム)里山エッセイ
ドイツ・ウルム市より音楽家を招いてのウルマー・カンマー・アンサンブル。第3回目となる徳島公演は、この4月15日に開かれた。 すっかり顔なじみとなった、ヴァイオリンのベルトークさん、ピアノのウングレアヌさん。そして日本とヨ …
新しい人へ
2007年4月3日 ぞめき(徳島新聞 夕刊 コラム)里山エッセイ
四月は出発の季節だ。 私のアトリエにも、二人の新しいスタッフが加わることになった。 社会への夢や希望と一抹の不安を抱えての出発であろう。 私は、入所する若者にいつもこんな話をする。 ベテランには経験という財産がある。そし …
美しき日本の残像
2007年3月18日 ぞめき(徳島新聞 夕刊 コラム)里山エッセイ
「日本の一番美しい山の祖谷、伝統芸能200年の天才玉三郎・・・僕は幸せだったと思います。美しい日本の最後の光を見ることができました」 アレックス・カーさんは、東祖谷の築300年のかやぶきの民家をセカンドハウスにした、徳島 …
吉野川河川整備計画と流域住民
国交省は昨年5月から河川整備計画の策定作業を進めています。 私たちは第十堰を保存する運動を通して、吉野川への市民参加の大切さを学びました。 そしてこの策定は住民合意をもって進めるべきと考えています。 しかし、国交省は流域 …
モラエスの愛した風景
2007年2月15日 ぞめき(徳島新聞 夕刊 コラム)里山エッセイ
「ここは悩みも悲しみもない魔法の土地!永遠の魅惑のうちに紙の家の平安につつまれて、どんなにぼくはここで暮らしたいことだろう!どんなにぼくはここで死にたいことか、・・・・」(モラエス「大日本」) 日本で余生を送ることを願っ …
母たちの村
2007年1月30日 ぞめき(徳島新聞 夕刊 コラム)里山エッセイ
これは本当に現代のことなのか。 超満員で立ち見も出た、徳島ホールでの徳島でみれない映画をみる会の特別映画会。 上映されたのはアフリカ映画の父と呼ばれる、ウスマン・センベーヌ監督の「母たちの村」。 土を塗り固めた住居やモス …
“シンプル”という贈りもの
2007年1月15日 ぞめき(徳島新聞 夕刊 コラム)里山エッセイ
2年前に「ヴィレッジ」という映画が上映された。森の奥の小さな村で起こった事件を、ホラー仕立ての映像で描いた作品だ。 「シックス・センス」のナイト・シャラマンが監督なので、超自然現象がテーマのように思えるが、実はなかなか上 …