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里山エッセイ

年別アーカイブ: 2010年

節分を過ぎると

photo by TAKESHI MIYAKE ある朝、夜半の雨が止んで、空気が柔らに感じられて窓をあけると、 霞を刷いた山々が墨絵のようだった。 手前の雑木林は枝々に春の芽吹きを貯えている。 節分を過ぎると足早に春の足 …

昭和のくらしがわかる事典?

里山の会員である河野真理さんお手製の すてきなお重に入ったお節が、 PHP出版社の『昭和のくらしがわかる事典』に掲載されました! おいしそうなお節料理・・・ 毎年、お正月になると河野真理さんの家には、たくさんの人が お節 …

「日本の橋」

「日本の橋」に出てくる熱田の裁断橋(大正初年頃) 「十八になりたる子をたゝせてより、 又ふためともみざるかなしさのあまりに、いまこのはしをかける成、・・・」 保田興重郎の名作、「日本の橋」の終りのところに出てくる文である …

123から吉野川YEARへ

10年目の1月23日は2度と来ない。 記念イベントを明日に控えてさまざまの感慨が経巡っていく。 このイベントを開催するに当たって、 10年前に住民投票のとりまとめ役であった友人と大議論になった。 昼に夜にチケツトとちらし …

私の上に降る雪は

これが私の故里だ さやかに風も吹いている 心置なく泣かれよと 年増婦(としま)の低い声もする あゝおまへはなにをして来たのだと・・・ 吹き来る風が私に云ふ 詩人中原中也の故郷、山口市の湯田温泉町を正月休みに訪れた。 生誕 …

東雲の空に

大晦日日本列島は大雪と暴風に見舞われた。 嵐の中に2010年の新年は明けた。 明けた東雲の空を茜色に染めて太陽が上った。 「まことに小さな国が開化期を迎えようとしている。」 司馬遼太郎「坂の上の雲」の冒頭の言葉が浮かんだ …

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