早朝の田んぼでは、つんつんととがった稲の葉先に
根っこから吸い上げた雫が一面の緑を映しながら
朝日に輝いています。
田植えのとき2~3本だった苗も、根元から次々と
茎を増やして今では20本くらいに成長し、
稲穂の赤ちゃんが出来始めているのでしょう、
茎がふっくら膨らみ始めています。

今日は、2か月前に田植えをした田んぼでの生きもの観察会。
この春田んぼで卵から孵って稲とともに育っている水生動物を、
マイクロスコープで拡大してじっくり観察しました。
5mmほどのマメゲンゴロウやゴマフガムシ、ヒラマキミズマイマイ、
シマアメンボ、イトミミズなどを拡大してスクリーンに現れた姿に、
みんな、「わあっ!」。ちょっとこわそう。
でも精巧な肢体や個性的な顔の田んぼの住民たちに見入ってしまいました。


田んぼでは一日一日、稲が成長するとともに
生きものもすくすく成長していき、種類も変わっていきます。
私たちといっしょに田んぼと生きものの四季を探検しませんか。