水田に青い空が映る快晴の日、
総勢87名で田植えを行いました。
家族で参加したE.Mさんからいただいた感想です。

4歳と1歳の娘たちと初めて参加させていただきました。
4歳の姉は「田んぼのなか 気持ちいい~」と喜び、
田植えも最後まで真剣にやっていました。
1歳の妹はまだしっかり歩けないのですが、
田んぼのなかに足を突っ込んで
その感触を肌で感じて大喜びでした。
私自身関東で生まれ育ち、
こどもの頃こういう経験をしたことがなかったので、
こどもたちがちょっぴりうらやましいです。
田んぼのなんともいえないあの気持ちいい感触に
親たちも癒されました。
そしてなんと言っても田植えのあとのおにぎり!
最高に美味しかったです。
貴重な経験をさせてくださったスタッフの方々に
感謝でいっぱいです。
E.M


畦にしゃがんで田んぼを覗くと
1mmくらいの小さい粒子状のものが群れていました。
これはミジンコ。
田植えが終わると田んぼにはミジンコが大発生します。
そしてこの餌に惹きつけられて
水生昆虫やカエル、魚、鳥などいろんな生きものが集まってきます。
水を張った田は稲を植えることによって独特の世界が現れ、
生きものがたりが始まるのです。

田んぼ探検隊に参加する子どもの中には、
全身泥だらけになりながら田植えをしたり、
赤腹イモリを手の平に乗せて魅入る子もいれば、
とろとろの土の感触や汚れることに抵抗があったり、
カエルを捕まえたいのに触れない子もいて、
子どもの感性は多様です。


田んぼで出会うさまざまな体験は、
生きものへのまなざしや豊かな感性を育くみます。
身近にありながらなかなか足を踏み入れることのできない田んぼを、
親子で探検してみませんか。
NPO法人 里山の風景をつくる会
代表理事 近藤 こよ美