~たべものから すまい、生活へと広げる~
“オーガニック”の考え方が広がり深まっています。
2 月14 日、アスティ徳島で『オーガニックフェスタ2016』が開催されました。
なんと4500 人もの方々の来場があり、大盛況でした。
オーガニック食品への関心が広がり、その需要が高まっているのを実感したのでした。

さて、NPO 法人里山、の風景をつくる会でも、
「オーガニック住宅『里山の家』~たべものからすまい、生活へと広げる~」
というテーマで、オーガニックフェスタ2016 の会場で展示発表をしました。
改めてその内容を紹介したいと思います。

“オーガニック”の考え方は、次の五つのテーマが基本となっているようです。
1. 環境保全、 2. 自然との共生、
3. 健康な生活、 4. 身土不二、 5. 健全な社会

これらは単に食べものだけでなく、
人が社会の中で生きていく上で、必要不可欠な要素ではないでしょうか。
この五つのテーマを、住まいづくりや生活の質を考える場合にあてはめて見ると、
それらの考え方が見事に重なり合っていることが分かります。

オーガニック住宅『里山の家』の五つのテーマ

1.環境保全
上流の森の保全 - 緑のダム、生物多様性
まちに森をつくる - CO² を吸着した木で家をつくる

2.自然との共生
自然の力を生かしたパッシブソーラーハウス
スローライフ - 自然循環型の生活スタイル

3.健康な生活
化学物質過敏症やアレルギーにならない家
自然素材をつかったシックハウスと無縁の家

4.身土不二
地域の材料・職人の力を生かした顔の見える家づくり
古き伝統的な民家を再生・リフォームして住み続ける

5.健全な社会
国産材の自給率を高め、川上川下が連携した家づくり
流域の経済・文化を支え、社会モデルとなる家づくり

“食べものとすまい、生活のことをトータルに考えていく”、
そんな賢い生活者の時代になってきたのだと感じています。
住まいのこと なんでもご相談下さい
シックハウスや耐震リフォーム、古民家再生から新築、減築、増築、
さらに襖や障子の貼替えまで。
また敷地探しのアドバイスや竣工見学会のご案内なども致します。
住まいのこと なんでもお問い合わせ下さい。

NPO 法人 里山の風景をつくる会 理事
建築家 野口 政司