真っ青な空が水面に映るこの場所は、四国最大のダムである、早明浦ダムです。
ダムの高さ 106m 総貯水量 31600万m3(学校の25mプール約75万杯分)という
途方もない量の水をたたえています。
この湖の下には、大川村と呼ばれた村が沈んでいて、
夏の渇水の時期になると、旧大川村役場が姿をあらわします。
科学の力が信じられた結果、このダムによって、生み出された利益、安心、
一方の、建設にともなう大川村の人々の反対とかなしみ。
いろんな出来事がおき、そしてまだ続いている場所です。
人工の科学の力に頼るという選択を選ぶこと、
それとは反対に、自然の森を育て、山の保水力に頼る選択を取ること。
どちらが良いのでしょうか。
さとやま一行の子どもたちは、元気にダムの上を走っています。
大人たちは何を思ったのでしょう・・・
湖水に映る緑と空の透き通るような景色から、この旅は、はじまりました。
(次回の 2007吉野川源流の森伐採ツアー Report3 をお楽しみに。)