今日は稲刈りの日。空には薄日が差し、稲刈りに程よいお天気になりました。みんなで田植えした武蔵さんの田んぼでは、稲穂がたわわに実っています。

稲の刈り方を教えていただきました。稲刈りにはギザギザの刃がついた鋸鎌(のこぎりがま)を使います。刈るときは親指を上にして稲をつかみます。親指が下にると、親指まで切ってしまうかもしれないので危険です。

慣れない鎌に手間取っていた大人も子どもも、コツをつかむとそれぞれのペースでサクサク稲を刈っていきます。小さなこどもも父さんやお母さんに手伝ってもらって、小さな手で稲をつかみ一刈り、二刈り・・・、上手に刈れてうれしいそうです。


居場所
を追われたカエルやバッタ、カマキリが飛び出してきました。「そっちに逃げたよ!」「つかまえたよ!」
んぼのあちこちで子どもたちの歓声が上がり、稲刈りそっちのけで夢中になって生きものを探す子どもたち。

コオロギ、トンボ、クモ・・・。農薬や除草剤を使わない農家さんの田んぼだから、こんなにたくさんの生き物に出会えたのですね。

田んぼは、お米を作るところであるとともに、多くの生きものの生息するところです。その生き物たちが、田んぼの土を耕し豊かな土壌を作ることで、稲が元気に育ちます。

 

刈った稲は両手で持てるくらいの量に束ねます。ワラ3~4本を稲束の根元に一巻きして、ぎゅっぎゅっとひねって、巻きつけたワラと稲の間の隙間に差し込みます。これだけでしっかり結べています。それをハゼに並べてかけていきます。そして2週間ほどかけてゆっくりじっくり天日で干します。

最近は稲を干す風景も珍しくなりました。コンバインという機械で刈り取りと脱穀をいっぺんに行い、乾燥機でお米を乾燥させるというやり方が主流になっているそうです。でも、天日干しの間に、稲に貯まった栄養分が米に移り、旨味が増した美味しいお米になるそうです。収穫祭が今から楽しみです。

 

最後に、刈り終わった田んぼに落ちている稲穂を拾って束ね、ハゼにかけて稲刈り終了です。稲刈りの後にいただいたスイカとふかし芋、美味しかったです(^^♪。

昔、稲刈りの後で刈り取った稲を積み上げて、その上に棒を立てて翌年の豊作を願っていました。その聖なる棒を「すすき」と呼んでいました。そこに同じ音の鈴と木をあててというのが『 鈴木』さんの名字の由来だそうです。

田んぼ探検隊2018、残すところ1回。10月27日「田んぼの収穫祭」お楽しみに!