田んぼ探検隊、今月はどこへ?
小松島市櫛淵町。すっかりおなじみになりました。
見渡す限り広がる田んぼ、黄金色の稲穂が頭を垂れ、
後10日もすればりとか。

台風5号が接近、直撃困ります。
無事に過ぎて行く事祈りつつ魚とりスタ-トです。
水蒸気いっぱい含んだ重たい空気も暑さも、お構いなし。
これまたおなじみになった親子連れ、
未来の田んぼ博士たち、楽しげです。

今年の水路は雨が少ないせいで、水がよどんでいます。
水路は田んぼのいのちですよね、
水を田んぼに送る動脈の役割り果たしているのですから。
今はコンクリ-トの三面張りになってしまったけれど、
こうして区画整理した広い田んぼには、
コンクリ-トもお似合いかなと得心です。

裏山にある ため池から滴り落ちて
「水がめ状」にたまった水から水路へ、と続くのですが、 
そのため池にも水路にも、いるいる生きもの。
まず羽黒トンボに魅せられます。知っていますか?
写真お見せしましょうね。
優雅な黒い羽にしゃれた緑の帯を締め、
まるでおとぎの国
の王子様のようですよ。

生きもの博士、つかまえられた生きもの解説に汗だくだく。
バットに入れられた生きもの、耳に残った名前、
ランダムに書いてみますよ。
あなたはいくつ、その姿を思い浮かべられますか? 
シマゲンゴロウ・ウナギ・シマドジョウ・トノサマガエル
アメリカザリガニ・
ドンコ・ヤゴ・イモリ・マツモムシ
ジャンボタニシ(リンゴクスミガイ)・ハゼ・・・
トンボ・羽黒トンボ・塩辛トンボ・秋アカネ・夏アカネ・・・・
こんなものではありません!白板にこぼれるほどに書かれていましたよ。
昨年のようなでっかいなまずはお隠れでしたが
こどもたちのあくなき知識欲にバンザ~イと叫びそうでした。

まとめましょう。豊かな生態系が、豊かな生き物を育みますよね。
では、豊かな生態系ってどういうことかな。
それはね、「つながり」という言葉に象徴されると思います。
山があって水路があって田んぼがあって、
田んぼからの恵みをいただく人がいる、
このつながりの輪を、皆さんきっと実感されてことでしょう。
田んぼ探検隊、いよいよ終盤、9月3日。
稲刈りにどうぞおいでください 。