今年度田んぼ探検隊パート2、大人子ども合わせて総勢100人。

大楠で名高小松島市田浦町の日吉神社に集合、上王子特質米組合の農家さん8人がニコニコとお出迎え。
「わしらの育てるお米食べてつかぁさい!」
品種はコシヒカリ、環境に人にも配慮して無農薬、生きものがいっぱい、生きものを育むお米作り続けて作る人と食べる人をつなぎたい。
その意気伝わります。食べるのは消費者の役割りです。

6月の空は高く蒼く、田んぼが広々と続いています。
千枚田と言われる所以よくわかります。
そして広がる田んぼの行きつく先は?そうです、もくもくと新緑あふれる里山です。
里山がぐるりと田んぼを取り巻いていて、山裾に民家が点在しています、お寺もお墓も見えていますね。
こんもりと、あれは鎮守の森なのかな。
そう、ここには典型的な里山の風景、人と自然のつながりの風景が広がっています。

この田んぼには、赤はらイモリが棲んでいます。
あなたは赤はらイモリに逢ったことがありますか?
赤はらイモリが棲める必要絶対の地理的条件は、この「自然環境のつながり」なのです。
山に湧く豊かな水が、水路を通って田んぼにいきわたる春。
山に棲んでいたイモリ君、産卵のために田んぼにやってきます。
お腹重たいよ、卵いっぱいだからね、とつぶやきつつ。
こんな近くの水田に見られるのは全国でも珍しいとのことですから必見です。

子どもたちはさすが名人です。お山に帰る寸前の赤はらいもりを捕まえることができたのですから。
「手を濡らして冷たくして触るんだよ、イモリがやけどするからね」「手の平にそっと乗せてごらん、ピタッと吸い付くピタット感が分かるかい?」
田んぼには無数の生きものがいます。これは?これは?質問が集中、彼らはそれぞれに名前と役割りを持ち、名無しの権兵衛はひとつもいないのですから、自然界は驚異です。
次回ご一緒出来れば現地にてお話ししましょう。

次回は8月6日(日)「水路で魚を捕まえよう!」炎天ものともせず探検隊は進みます。ご参加お待ちしています。