三嶺 剣山見ノ越付近から

つるぎから一宇村、見ノ越を走り抜け、東祖谷に辿り着いた。
すすきの穂が風に揺れ、奥山はもう秋。
9月10日、東祖谷で開かれた生物多様性とくしまタウンミーティング。
東祖谷周辺の住民の皆さん、山の整備に従事される方々にお集まりいただき
剣山・三嶺の自然と恵みについて昔から今に至る貴重な話を聞くことができました。

山間部で暮らすことのきびしさを改めて感じます。
森はうっそうとしているのに谷を流れる水は減り
夏冬にやってくる水不足。
人口も10分の1になり、村に伝わる秋祭りも寂しくなった、
「嫁がこんからなぁ・・・」

荒廃が進む山の工事はきびしく、公共事業も年々減少。
林業農業からの少ない収入では働き手もいない。

限界集落という言葉・・・
山間部の村が限界を超えることへの手立てはないものか。

生物多様性地域戦略が取り組まなければならない、
そして流域にすむ私たちが向き合うべき大きな課題です。
見ノ越から望む三嶺山は、
自然林伐採やロープウェイの計画に
立ち向かった村民や三嶺を愛する人々により
開発の手から守られた自然豊かな山。

守りたいものが私たちにはこんなにもある。
タウンミーティングの回数を重ねるごとに
そう思うのです。

生物多様性とくしま戦略タウンミーティングについての詳細は
以下をご覧ください。
http://www.aicon-tokushima.co.jp/tm02